メビウスゲームズさんで行われたクニツィアフェアと、メビウスゲームズ20周年記念パーティに行ってきました。お祭り好きとしてチョット着飾って開店前から並び、新作の「エルファーラウス・ボードゲーム」と4人プレイ用に2個目の「ロストシティ」を購入。どちらもゲームボードにクニツィア先生のサインを入れてもらいました!
クニツィア先生は他にも、ひだりさんのハイソサエティのカードに三桁付け足して最強カードを作成したり、名人のチグユーボードに木を描いてマップを調整(?)したりと、一人一人丁寧にユーモアたっぷりの対応をして楽しませてくれました。惚れますね!
その後は午後からメビウスゲームズ20周年記念パーティ。クニツィア先生の講演会も素晴らしかったですし、メビウスゲームズさん、日本のボードゲーム業界を支えてきた、今も支えている方々の様々な想いと歴史の重さを改めて感じることができました。先日のエッセンやこういう場に触れると、自分の趣味がこういう類の海外ボードゲーム・カードゲームであることを再確認できます。みずきは着物で参加したところ、クニツィア先生のパートナーのマルグレートさんに興味を示していただいてお話してました。けがわさんもお疲れの中で気を使って貰って、ウチと4人の写真も撮っていただいて、みずきは何やら個人的にマルグレートさんとメールやり取りをしているようで…恐るべし部長のコミュ力。
改めまして、メビウスゲームズ20周年おめでとうございます!
ということで、早速サイン入り「エルファーラウス・ボードゲーム」で、みずきと勝負!
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●エルファーラウス・ボードゲーム
みずきvsウサギ
各プレイヤーはゲーム開始時に4色1〜20の中からランダムで20枚(2人プレイ時)のタイルを持つ。手番でそれをボードの対応する場所にプレイしていき、最初に手元のタイルを全て出し切ったプレイヤーがゲームに勝利する。
プレイヤーは手番では「11」のタイルか、既に出されているタイルから連続している場所のタイルを1〜3枚までプレイすることができる。1枚も出せない場合には袋からタイルを1枚ずつ引いていき、出せるタイルを引いた時点で手元から1〜3枚までのタイルを出していく。3枚まで引いても出せるタイルを引けなければ次のプレイヤーの手番になる。
ボードには単純に4色の1〜20の列が平行に並んでいるだけではなく、所々灰色のタイルが描かれている場所や、列同士が隣接している場所や、縦線で全ての列が繋がっている場所や、シンボルマークが描かれている場所がある。
灰色のタイルは隣までタイルが配置されているという通常の条件さえ満たせていれば、どの列に配置することもできる。
列同士が隣接している場所では隣の列のタイルが出せるようになるので新たな糸口になる場合もある。また、特殊なマークの描かれた列隣接マスでは、最初にタイルが配置されたタイミングで袋から新たなタイルを引いて隣接ルールを無視してそのまま対応する場所に配置するので、今まで配置できなかった場所が開拓される可能性がある。
「1」「11」「20」のように縦線で全ての列が繋がっている場所は、何れか1列でもタイルが配置されたら他の列にもタイルが配置できるようになる。端の方の数字は序盤は出しにくくて手札に溜まってしまうが、一度繋がればそこから他の列も一気に出せるようになる。
シンボルマークはバリエーションルールで使用するタイルで、隣接までタイルが配置されれば左右どちらの端としても出すことができる。一番端なのでなかなか出しにくいタイルだが、出すことができると手元から任意の1枚を選んで隣接ルールを無視して対応する場所に配置ができるので、連続するタイルを所持していればそこから一気に処理することができる。
相手が出して欲しそうなところを止めて締め上げて…というのは「七並べ」の基本。このゲームでも出せなければ脱落すらしないもののタイルを引いて手持ちが増えてしまうので、3枚まで出せても相手が出して欲しそうなところは出さずに小出しにしていくことも考えられるが、別の方向から繋がってしまうことも多々あるので判断が悩ましい。
1戦目、最初は「出せる場所」をゆっくり確認しながらプレイしていくみずきとウサギ。1枚も出せなかったら袋からタイルを引くのだが、列が繋がっていたりするので出せるタイルがないか確認するのに少々手間取る。みずきのように頭の中は常に「貪欲に勝ち手段を模索」することでいっぱいなプレイヤーは、出せるタイルの見落としが多く、タイルを引いてしまってから「あ〜ごめん、さっきの置けた。」ということが多々あるようだ(笑)
慣れれば殆どなくなったので問題なし!
ウサギは最初の手札にシンボルマークや端の数字が多くて、みずきが残り5個くらいになった時点でウサギはまだ10個以上という状態になったのだが、端から一気に別列に繋がるとシンボルタイルなども利用して一気に処理して追いついていく。
入り組んだボードの配置以外に、このゲームの肝となっているのが「手番で同列の2連続以上の場所にタイルを配置できたら、手札から任意のタイル1枚を左隣のプレイヤーに渡す。」というルール。これを利用して手札を処理しながら出しにくいタイルを相手に押し付けていく。
1戦目結果…逆転してウサギが先に出し切り!
1戦だけで出し切った方の勝ちで手軽に勝負してもいいが、ルールには人数回数分プレイして合計ポイントで勝敗を決める方法が書かれている。その場合は誰かが出し切ったら、その時点で残っている手持ちタイルの数字がそのままマイナス点となる。シンボルタイルはマイナス11点と設定されている。
1戦目結果…みずきがシンボルタイル1枚だけ手元に残ったのでマイナス11点。
カジュアルで「多ラウンドの合計点で競う」ゲームをプレイする時にありがちなのが、ウノのように1ラウンドの気軽な勝負の連続として捉えられてしまって、真面目に合計点での勝ち負けを意識したプレイを放棄してしまうこと。そのラウンドで勝てはしないけどマイナス点を極力抑えるプレイや、ラウンドごとの順位の位置取りとか考えると一層面白くなると思うが、このゲームも「点数」を意識するとゲーム性が一味変わってくるように思う。
残ってしまったタイルの数字がそのままマイナス点になるので、「1」と「20」のタイルでは同じようなボードの端でも全く認識が違ってくる。どこかを止めて相手を縛るにしても数字大小の方向性で意味合いは違ってくるし、連続配置で相手に何のタイルを押し付けるのかも一層悩ましくなってくる。ボード上の列の繋がりの配置から、4色それぞれに特徴のようなものが見えてきたら…多分それはやりこみすぎかもしれないが(笑)、そういうことを考えるのはとても楽しい!
そんなこんなで2戦目は少し慣れたので点数を意識してプレイしていった。最後になかなか出せない「2」が1枚残ってしまうが、そのまま出し切られても合計点で勝てるという算段。しかし、みずきは最後に残った手札3枚中2枚を連続配置して残りの1枚をウサギに押し付けて一気に処理。押し付けられたタイルは「9」で…。
結果…1戦目みずきマイナス11点、2戦目ウサギマイナス11点で、同点!!
「簡単なバリエーションルールだし」と何も考えずにシンボルタイルを入れてプレイしたけれど、これは入れないでプレイするのも面白そう。
多人数とかも色々遊んでみたいな!
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